2019/02/13
先日朝起きたらなんと雪景色!岡山で雪が積もるのは珍しかったですね~。近所の子供らが公園で必死に雪だるまを作っていました^^
さて、当ブログでも度々出てきますが、「口呼吸」について学ぶため「口育セミナー」に出席してきました。口呼吸は万病のもととの認識が益々強くなりました。イクシーファミリーデンタルの安部秀弘先生が主催の口育協会主催セミナーにおいて、とにかく舌の位置が重要だ。と繰り返し述べていました。アメリカから招聘した2名のDrの講演もお聞きし、舌の裏側にある舌小体(ヒダ)は短いようなら早期に切除したほうが子供の成長にとってが良好だという見解もお聞きし、現在の日本では舌小体切除は、よほどでない限り切除してくれませんから、大きな違いだなと感じました。
舌のポジションが悪いことでAir way(空気の通り道)が狭くなり、酸素の取り込みが悪いため脳が疲労しやすく眠気や情緒不安定になりやすい、息苦しいため首を前斜め下に傾けて呼吸することで猫背になり、頭は下を向いても目は正面をむかなければなりませんから、目に負担がかかり頻繁にまばたきをするなどなど、実に多くの全身的な悪い変化をもたらしてしまうとのことです。なかでもセンセーショナルだったのが、口呼吸だとIQ(知能指数)が平均で約15%低下するという論文もあるようです。。。と、これは少々煽りすぎている気もしますが、、、
もちろんアメリカやヨーロッパの情報が全て正しいわけではありませんが、子供のいびきは睡眠時無呼吸との関わりがとても強く、それぞれの国の厚生労働省では「歯科で対応するように」と通達がでています。治療として第一選択なのは、「MFT(Myo-Functional Therapy)」といって、日本語にすると「口腔筋機能療法」といいます。詳しく説明するとHPの1ページ分くらい必要になりますから、今後別ページに情報を載せますが、ひとくちでいうと、お口の体操です。
舌が喉の奥の方にひっこんでいる状態を低位舌といいます。原因は離乳の時期や、哺乳瓶(特に哺乳瓶の乳首の形態)の選び方や、食事の姿勢など様々あるのですが、この低位舌の改善のためにMFTを行います。正常な子供であれば。嚥下(のみこみ)するときには舌の先が一瞬ですが上の前歯の口蓋(うわあご)らへんに接触します。舌の位置でいうと、上に動くのですが、低位舌の場合は前に動いてしまいます。これを舌突出癖といい、異常嚥下に分類されます。この習癖を改善するように様々な体操が考案されています。
次回へ続く。