2016/05/09
はじめまして、滝歯科医院のブログ担当の瀧幸郎です。
一番最初の記事は、当院の歴史についてです。
HPトップページにも表記してありますが、当院は今年めでたく開業70周年を迎えました!私からみて祖父の代になりますが、終戦の翌年に、ここ岡山市広瀬町に開業。歯科医院は当時の岡山(旧岡山市)に十数件しかなかったと聞いております。
その頃は「足踏みエンジン」という、足踏みミシンのような回転する器具しかなく、いまのように「キュィーーン!」と音が鳴る機械はありませんでした。「タービン」と呼ばれるあの機械の登場で、エナメル質という硬い歯の表面が削れるようになり、治療が進歩したんです。(今ではあの音は嫌がられますが・・・)
治療用の椅子も自動で倒れるわけもなく、ちょっと斜めになっている普通の椅子で、主に歯科医師は立ったまま治療していたとのことです。
当時患者さんはあふれるほどおり、しかも虫歯だらけ。そのうえ足踏みエンジンくらいしか削る機械がありませんでしたから、満足のいく治療はできなかったと思われますが、それでも精一杯続けてくれたおかげで、現在の私たちがあるわけですね。
祖父は96歳で鬼籍に入りましたが、90歳くらいまで馴染みの患者さんが来院されれば話をしに診療室に顔を出していました。よく考えればすごいことですよね!!体力も気力もたいしたものです!
祖父の時代はここら辺にして、現在の院長(私の父)の話ですが、つづきはまたの機会をお楽しみにしてくださいませ。
不定期かつ拙い記事のことも多いと思いますが、今後ともよろしくお願い致します!