見た目・歯並びの改善
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見た目をキレイにする審美治療
審美治療とは
見た目の改善を行う審美治療は、お口の中の健康美を追求することだと思います。単にお口の中を健康的にするだけでなく、口元やお口の中を美しくすることです。そうすることで、笑顔を作ることが抵抗なくできるようになり、より良い笑顔の堪えない生活が送れるものと考えています。
ホワイトニング
ホワイトニングは歯の内部に作用して、歯そのものの色を薬剤で科学的に白くしていきます。ホワイトニングでは、歯石やステインはとれません。
歯ぐきの黒ずみ治療
タバコ、刺激物に対して反応した歯ぐきの黒ずみを、最先端のレーザー治療で改善します。
歯並びの改善・矯正治療
矯正治療には数多くの装置と方法があり、治療にかかる期間も費用も様々です。当院では、ワイヤー矯正とマウスピース矯正(インビザライン・Smlie TRU)を行っています。
また、お子さんの歯並びについての相談も受けております。「歯が変なところから生えてきた。」「歯並びがガタガタしていて心配。」「親が矯正治療をしたので子供にも必要ではないかと思っている。」など、不安な点がありましたら日本口育協会認定の「口育士(Oral Manager)」の資格をもつ歯科医師が、歯並び改善のアドバイスから矯正装置を使った積極的な治療まで行っておりますので、気になる場合は歯並び相談を受けてみて下さい。(現在「赤ちゃん歯科・口育」として新規ページ作成中です!)医院に来院していただいて相談を受けてもらうのが一般的ですが、来院が困難な方の為に、当院では2019年12月よりオンライン診療でのご相談を承っております。詳細は下記オンライン診療ページでご確認ください。
ワイヤー矯正について
当院で行うワイヤー矯正はGEAW(GUMMETAL Edgewise Arch Wire)システムを採用しています。これは神奈川歯科大学の佐藤 貞雄元教授が提唱する理論に基づき、新素材GUMMETAL(超弾性塑性型新チタン合金)を用いて3次元的に歯の位置を矯正していく方法です。
GEAWの特徴
【小臼歯の抜歯は行いません】
多くの医院では、スペース不足で歯並びが不揃いの場合、「小臼歯の抜歯」が行われます。小臼歯を抜かないで矯正する医院も増えてきましたが、今のところ抜歯をしてから行うのが大多数かと思われます。
誰でもなるべく健康な歯は抜きたくないと考えているかと思います。それは患者さんだけでなく歯科医師も同様で、当院では矯正治療だけの目的で小臼歯の抜歯は行いません。過剰歯と呼ばれる正常より余分に多く生えてきた歯の抜歯は行いますが、上の歯も下の歯も小臼歯抜歯は行いません。そのかわり原則として「親知らず」は抜歯します。横になっていたり埋まっていたりしますが、よほど不可能でない限り親知らずの抜歯を行います。親知らず周辺の不調和が、結果として歯並びにも影響を与えていると考えているからです。
【新素材「GUMMETAL」】
GUMMETALは、その名のとおりゴムのような性質をもつ金属です。柔らかくしなやかでありながら、高強度でコシが強く折れにくい金属で、歯列矯正にうってつけと言えます。
【機能性を考慮した咬み合わせ】
矯正治療を行う目的は、「見た目をきれいにする」という点と「咬み合わせを良くする」という点があるかと思います。見た目を最重要視する美容整形などの「審美矯正」では、パッと顔を見たら口元はキレイでも、お口の中はガタガタで上手に咬めていないというケースに出くわすことがあります。いくら見た目が良くなっていても、お口の中がガタガタなら虫歯や歯周病になりやすいでしょうし、上手に咬めないまま長い人生を過ごすのは快適とは言い難いでしょう。
当院では、事前に患者さんのデータを集めて分析し、機能性を考慮した咬み合わせが実現できるように努めています。「機能美」という言葉がありますが、適切に機能する物は自然な美しさが備わっているものです。
GEAWの適応症
一般的なワイヤー矯正と同じで、ほとんどの症例に対応可能です。他院で外科手術(顎の骨を切る)が必要と診断されたケースについては、精密な検査とカウンセリングを充分に行い、外科手術なしでどの程度まで矯正治療が可能かを判断します。機能的に咬めるようになったとしても、患者さんのご希望が審美性を重要視するのであれば、外科手術が必要になることもあるかと思います。
【適応症(大人・子ども問わず)】
・八重歯・乱ぐい歯
・下顎前突・上顎前突・顎偏位(顎の左右のズレ)
・開咬(奥歯だけが咬んでいて前歯が咬めない方)
【おすすめしないケース】
・骨格に重大な問題があるケース(外科手術が必要と診断されたことがある)
・乳歯だけの時期(およそ6歳未満)
・来院の間隔や担当医の指示に従えない方
GEAWの治療例(治療前後比較)
■症例写真 20代女性:八重歯が気になる(治療期間:約1年3ヶ月)
説明:小臼歯の抜歯は行いませんでした。左右奥歯の前後的な位置が非対称であったものが、ほぼ左右対称に改善されているのがわかります。
■症例写真 20代男性:前歯の見た目が気になる(治療期間:約1年9ヶ月)
説明:幼少期に事故で前歯をぶつけて歯の位置がズレていました。治療後に前歯の位置関係は改善しましたが、歯茎の再生が難しく、痩せたままの状態となってしまいました。痩せた部分は唇に隠れるので普段はほぼ見えません。
■症例写真 30代女性:歯並びを治したい(治療期間:約2年11ヶ月)
説明:前歯が大きくガタガタしていましたが、小臼歯の抜歯は行っていません。上下の歯の本数が異なるため、正中線は一致していません。
マウスピース矯正について
マウスピース矯正とは、金属のワイヤーを使用しない、透明なマウスピース型の矯正装置を用いる治療法のことです。
歯並びを治したいけど治療中の見た目が気になる、という方や、子どものころワイヤー矯正をしたけど、もうワイヤー矯正は受けたくない、という方にもおすすめの装置です。
アライナーと呼ばれるマウスピースを1~2週間ごとにつけ替えていただき、次々に新しいアライナーに交換することで少しずつ歯が動いていくという方法です。当院では2015年より、米国アライン社の「インビザライン」による治療を取り入れています。
また2018年より、同じく米国の矯正歯科医 Dr. J.W (Skip) Truitt により開発されたシステム「Smile TRU」による治療も行っております。
マウスピース矯正の特徴
【目立たない】
金属のワイヤーを一切使用しないので、見た目ではつけていることがほとんどわかりません。マウスピース(アライナー)は透明で薄く精密にできているので、日常生活でお口を開けてもまず気づかれません。
※ 一時的に金属の装置やワイヤーをとりつける場合がございます。詳しくは担当医までご相談ください。
【痛みが少ない・快適】
歯の表面につけるブラケットと呼ばれる装置がないので、「唇の裏や頬に食い込んで痛い」「口内炎ができた」ということはありません。アライナーを装着した直後は若干の違和感を伴いますが、従来のワイヤー矯正に比べるとかなり快適です。
【取り外せて衛生的】
アライナーは取り外し可能なので、普段とおり歯磨きやフロスができます。取り外したアライナーは簡単に洗浄や消毒ができ、また食事の際に「歯に物がはさまる」「装置が邪魔で食べにくい」ということがありません。
マウスピース矯正の適応症
アライナーは目立ちにくく快適で衛生的というメリットがありますが、残念ながらすべての方に向いているわけではありません。
【適応症】
・歯の重なり具合が軽度の方
・以前ワイヤー矯正を受けたことがあり、後戻りしてしまった方
・1日20時間以上装着していられる方
【おすすめしないケース(症例によっては可能ですが詳細な検査が必要)】
・骨格に問題があるケース(顎が極端に小さい・明らかに受け口など)
・抜歯が必要と診断されたケース
・12歳未満の子ども
矯正治療の流れ
ワイヤー矯正・マウスピース矯正の共通項目
【矯正相談】
まずはご自身の気になるところをお聞かせください。矯正治療に関する疑問やご希望など、実際に矯正をする・しないに関わらずお気軽にご相談ください。
【各種検査】
この段階ではまだ矯正治療をすると決める必要はありません。各種検査を行い、得られた患者さんのデータを分析し問題点を洗い出します。これをもとに、次回来院時にコンサルテーションを行います。
※検査項目として頭部X線規格写真(セファロ写真)の撮影を必須で行いますが、セファロ写真が撮影できる装置が設置できない状態ですので、近場の矯正歯科をご紹介いたします。大変恐縮ですが、別途撮影料金が発生いたします。当院の検査代には含まれていないため、紹介先の歯科医院で直接お支払いください。また、顎関節症や顎のズレなどがある場合は精密な顎機能検査を行います。前述同様に別途検査代金が発生します。
【コンサルテーション】
検査データを分析して分かった現状の報告と、どのように治療を勧めるのが理想的か、患者さんが生活する上で長い付き合いになる矯正装置の提案、治療期間の目安、治療するにあたっての注意点など、しっかりと説明いたします。
その後すぐに矯正治療へ進むこともできますが、虫歯や歯周病がある場合は、先にその治療を済ませる必要があります。また、再度コンサルテーションを行うことも可能ですので、焦らずじっくり時間をかけて考えてもらって結構です。
ワイヤー矯正
説明をよく聞いて納得した上で、ワイヤー矯正を選択される場合。
【ブラケットとワイヤーの装着】
歯の表面にブラケットと呼ばれる装置を取り付け、最初のワイヤーを装着します。必要に応じて金属製のバンドを奥歯に付けることもあります。すべての歯に装着するので、初回の所要時間は約2時間です。
【定期的に来院・調整】
1ヶ月に1度程度の間隔で来院してもらい、お口の写真撮影・歯型取り・ブラッシング指導を行い、新たなワイヤーを装着、調整します。特に問題がなければ60~90分で終わります。
マウスピース矯正
説明を聞いて納得した上でマウスピース矯正(インビザライン・Smlie TRU)を選択されるようでしたら、患者さんのデータを米国まで送付しアライナー作製に入ります。約4~6週間ほど期間がかかります。
【シミュレーション視聴】
各社から提供されるシミュレーションで、今の状態の確認と、見た目の改善程度をあらかじめご覧になることも可能です。(別途予約が必要になります)
【アライナー装着】
通常は届いたアライナーを装着する前に、歯の動きを良くするための小さな突起(アタッチメント)を歯面に作ります。アライナーの適合に問題が無ければ、使用方法のレクチャーを受けていただきいよいよ矯正開始です。当日はアタッチメントの作製もあるので、所要時間は1~2時間になります。
※アタッチメントは矯正を始めてしばらくしてから作製する場合もあります。
【定期的に来院・調整】
新しいアライナーが必要になるころ、およそ2~3ヶ月に1度来院していただき、ブラッシング指導やアライナーの確認・調整などを行います。問題が無ければ20~30分で終わります。また新たなアライナーを3~6個お渡しして、定期的に来院していただく、この繰り返しになります。
アライナーの適合状態が良くない、シミュレーションと実際の歯の動きが異なるなど、異常があればその都度型取りをし直して、仕切りなおすケースがあります。詳しくは、直接ご来院いただいて矯正の相談をうけていただくか、来院が難しければオンライン診療でご説明させていただきます。
よくある質問
Q |
治療中に起こるトラブルは何ですか? |
---|---|
A |
ワイヤー矯正の場合、装置が唇や頬にあたって口内炎ができたり、ブラケットと呼ばれる歯の表面につける装置が外れたり、ワイヤーが曲がったり折れたりすることがあります。痛みを伴うこともありますので、随時対応します。 マウスピース矯正(インビザライン・Smlie TRU)の場合は、アライナー(マウスピース)がちゃんと入らなくなることがあります。アライナーがきちんと入らないと、矯正の力が適切に加わらなくなります。1つ前のアライナーをつけてみて問題なければ良いのですが、それでも入らない場合は再度型取りを行い新しくアライナーを作ります。その際、残りのアライナーの数とは関係なく、歯型をとった時点からの再スタートになります。追加費用はかかりません。 |
Q |
小臼歯を抜歯せずに、きれいに歯が並びますか? |
---|---|
A |
小臼歯を抜歯しなければ治らないという診断を他院で受けることがあるかと思います。小臼歯は不要な歯などではなく、咬み合わせの安定には重要な歯なので、当院では可能な限り抜歯せずに治療を行います。 しかし、咬み合わせ=見た目ではありません。小臼歯を抜歯して矯正した方が明らかに口元(見た目)は変わりますので、突出感を強く感じていらっしゃる場合は抜歯して矯正した方が良いかもしれません。逆に抜歯せずに矯正した場合、全員ではありませんが、理想的な咬み合わせを獲得しても口元がもこっとした感じになることがあります。それが気にならない程度なのか、どうしても気になって嫌なのか、人それぞれだと思われます。抜いた歯は元に戻すことができませんので、小臼歯を抜歯することに抵抗があるのであれば、じっくりとカウンセリングを受けてから自分に合った方法で治療を進めましょう。 |
Q |
マウスピース矯正は本当に痛くないのですか? |
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A |
従来のワイヤー矯正は、飛び出した装置の一部分が頬や唇、歯茎、粘膜を傷つけて痛む、口内炎になるなど、痛みを伴う不快なトラブルが多かったのですが、マウスピース矯正ではそのような痛みに関するトラブルは少ないといえます。 |
Q |
何歳から矯正治療ができるのですか? |
---|---|
A |
ワイヤー矯正の場合は、6歳臼歯が生えており、前歯4本が生え変わっている段階から可能です。年齢にすると6~8歳くらいからになります。乳歯だけの時期はワイヤーをつけることができません。 また、2020年現在インビザラインではさらに低年齢からでも治療が可能はプラン「インビザライン・ファースト」が発表されています。乳歯と永久歯が混在している時期から、およそ7~8歳くらいからでも治療が可能となりました。詳しくは担当医にご相談ください。 |
Q |
虫歯や歯周病の人でも矯正治療は可能ですか? |
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A |
矯正治療の特徴として期間が長いことが挙げられます。よほど小さな虫歯であれば矯正治療中に虫歯を治療することもありますが、ほとんどの場合は矯正治療を始める前に虫歯や歯周病の治療を済ませます。 虫歯の程度によっては、歯全体を覆う被せ物(差し歯)になる場合がありますが、矯正治療で理想的な歯並びになってから最終的な被せ物(差し歯)を作るほうが良いと思われます。また、虫歯も歯周病も重症の場合は抜歯しなければならないこともあり、その場合はさらに治療計画が複雑になりますので、矯正を始める前にしっかりとカウンセリングを受けてください。 |
Q |
インビザラインは具体的にどのような治療方法ですか? |
---|---|
A |
アライナーと呼ばれる、厚さ0.5mmの特殊なプラスチック製のマウスピースを使用して歯を動かしていきます。少しずつ形の異なるアライナーを2週間ごとに交換していきます。最終的には理想的な歯並びになるようにあらかじめ設計されており、アライナーが30個で治療が終わる計画であれば、「2週間×30個=60週間≒1年2ヶ月」。これが30個の場合の治療期間の目安になります。アライン社のテクノロジーは日々進化しており、近年は1つのアライナー装着期間は1週間でも問題がない、という結果が出ています。患者さん毎に条件が異なるため、全員が一様に1週間で良いわけではありませんので、担当医と相談して決めるのが良いでしょう。 アライナーの数についてですが、シミュレーション通り1つ目から開始して最後のアライナーまで順調に交換して当初の予定通り終了することは、残念ながら「少数派」です。途中でシミュレーション通り歯が動いていない、または何らかの事情でアライナーが装着できなくなった、などの理由で、再度型取りをしてプランを組みなおす「仕切りなおし」を行う方が多数です。その場合は、残りのアライナーの数とは関係なく、新しくアライナーが1つ目から出来上がってきますので、たいていの場合は期間が長くなります。 例)40個のアライナーの25個目で仕切りなおしの場合、新しいアライナーは残りの15個とは無関係に作成され、30個出来上がってくる場合もある。 このように多くの場合、仕切りなおしを経て治療終了になるため、治療の期間は当初よりもやや長めに考えていた方が良いと思われます。 |
Q |
マウスピース矯正とワイヤー矯正の違いを知りたい。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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A |
当院のワイヤー矯正は白いセラミック製の審美ブラケットを使用していますので、金属ブラケットよりは目立ちにくいですが、ワイヤーには金属を使用しますので装着後は金属が見えてしまいます。マウスピース矯正の方が見た目は良いと言えます。また、ワイヤー矯正は歯面にブラケットと呼ばれるにワイヤーを固定する装置を接着しますので、食事の際に食べ物がはさまりやすく、清掃性も良いとは言えません。ブラケットやワイヤーが頬や唇を傷つけることもあり、調整後は数日痛みを伴うことが多く、決して快適とは言えません。それらを比較すると、やはりマウスピース矯正の方が目立ちにくく快適で衛生的と言えます。
価格は2023.7/1改定(ワイヤー矯正価格を変更) |
治療費と支払いに関して
Q |
矯正治療の治療費と総額 |
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A |
矯正治療は一部を除き保険診療外の治療になりますので、近隣県でおよそ60~120万円くらいと幅があります。やたらと安く価格を設定している歯科医院もありますが、毎月の調整料や定期管理料として別途費用がかかる場合もあるようです。当院ではワイヤー矯正は88万円(税込)、マウスピース矯正のインビザラインは99万円(税込)で、Smlie TRUはおよそ16.5万円(税込)から。 ※新生銀行グループのデンタルローンもご利用できます。スマートフォンのみの操作で審査可能です。詳しくは当院までお問い合わせください。 |
Q |
医療費控除の対象になりますか? |
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A |
矯正治療の費用は医療費控除の対象になります。毎年度2/16~3/15の期間中に確定申告で医療費として申告すると、税金の一部が還付または軽減されます。領収書は大事に保管しておいてください。 |